ツアー史上5人目のツアー競技アマチュア優勝者の中島啓太(21=日体大3年)はこの日、72とスコアを1つ落とし、通算1オーバーでホールアウトした。

「ドライバー以外のショットがすごく悪かった。ピンを狙っていって、ショートサイドに外してしまった。バーディーを取りたいという思いは良かったと思うんですが…」。グリーン上でも1~2メートルのショートパットを5度も外した。不調脱出のきっかけになればと、パターは優勝したパナソニックオープンで使ったエースのブレード型に変更したが、効果なしだった。

ティーが前に出されて317ヤードとなった6番パー4は1オンに成功。10番パー5は2オン。16番パー5は第2打が2日連続で上空の電線に当たるハプニングがあったものの、無罰の打ち直しでピン右3メートルに2オン。その3ホールは全部2パットでバーディーを奪った。しかし、その他のバーディーが1個だけでは…。

最終日に向け「何かしっくり来ないですけど、最後はアンダーパーで回りたい。それにローアマも諦めちゃいけないと思っています」。3日間の不完全燃焼を払拭(ふっしょく)するためにも、アマチュア9人による争いを制し、タイトルを手にしたいところだ。