通算12アンダーで19年大会覇者の古江彩佳(21=富士通)が、同スコアの勝みなみ(23=明治安田生命)をプレーオフの末に下し、昨年11月の大王製紙エリエール・レディース以来となる自身通算5勝目を挙げた。
強い雨の影響で最終ラウンドの競技が中止。大会は2日間36ホールの短縮競技になり、首位の勝と古江のプレーオフを実施。16番、17番、18番の3ホールで行い、17番ホールで先にバーディーを奪った古江が勝利した。
渋野日向子は3位となり、自身初の2週連続優勝も消滅した。
プレーオフ
ホール | 16 | 17 | 18 | ||||||
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パ ー | 5 | 3 | 4 | ||||||
勝 | ・ | ・ | ・ | ||||||
古 江 | ・ | ○ | ・ |
※・はパー、○はバーディー、◎はイーグル、△はボギー、□はダブルボギー
16番→17番→18番の3ホールで行い、同スコアの場合は18番繰り返しのサドンデスへ
16番(パー5)
先にティーショットを打つのは勝みなみ
勝みなみ ティーショットはフェアウエー中央へ。第2打でグリーン左手前のラフへ運び、アプローチは大きくオーバーしてグリーン奥のラフへ。第4打で80センチに寄せ、パーパットを沈める。
古江彩佳 ティーショットはフェアウエー右へ。第2打はグリーン右手前のラフ。ピン左3メートルに寄せ、バーディーパットはわずかにショートし、パー。
17番(パー3)
先にティーショットを打つのは勝みなみ
勝みなみ ティーショットはグリーン奥のカラーへ。第2打はピンまで20メートルほどのロングパットだったが、絶妙な力加減で40センチまで寄せ、パー。
古江彩佳 ティーショットでピン横2・5メートルにつける。バーディーパットをしっかりと沈め、1歩リードを奪う。
18番(パー4)
先に打つのは古江 16番はともにパー、17番で古江バーディー、勝がパー
勝みなみ ティーショットはフェアウエー中央へ。第2打はグリーン奥に落ち、斜面を転がりラフへ。アプローチはピンへ真っ直ぐ飛んだが2・5メートルオーバー。古江がパーパットを決めたため、第4打は打たず。
古江彩佳 ティーショットはフェアウエー中央へ。第2打はグリーン右手前のカラーへ。続くアプローチで5メートルまでしか寄せられなかったが、このパーパットをねじ込み、優勝を決める。