強い雨によるコースコンディションの悪化で最終ラウンドは中止となり、大会は2日間36ホールのみで終了となった。通算12アンダーで勝みなみと古江彩佳が首位で並んでおり、天候回復を待ってプレーオフを行い、優勝者を決定する。これで首位と1打差3位につけていた渋野日向子の自身初の2週連続優勝も消滅した。中止決定後の渋野の会見での主な一問一答は以下の通り。

-中止を知らされた瞬間の気持ち

渋野 (前日にボギーをたたいたホールの)3パット~って思いました。今日の予報ではできるんじゃないかと思ってやる気満々で来たので、後悔の気持ちを感じながら過ごしていたわけではないですけど、中止って聞いた瞬間に、3パットが思い浮かんできました。

-プレーオフに進む2人が少し恨めしい感じもするか

渋野 どうせなら私も12アンダーで終えて、3人でプレーオフもしたかったなという思いもあるんですけど、やりきったなという風には思います。

-古江、勝との会話は

渋野 古江さんとは「お願いします」くらいしか話してなかったですけど、勝とはやっと一緒に回れるねという話をしていて。こんな天気だから、逆に楽しんだ方がいいね。傘いらないねとか。2人と回るのをとても楽しみにしていたので、悲しいなと思います。

-来週の大会のコースの印象は

渋野 2年前に出ましたけど、兵庫はかなりせまくてトリッキーなコースという印象です。あんまりスコアが出た記憶がないので、難しい戦いになるかなと思うんですけど、今の自分でどれだけ対応できるか、通用するのか難しいコースで試せるので、楽しみな1日です。

-優勝はならなかったが、トップ10入りが続いている

渋野 うれしいです。最終日はできませんでしたが、いい位置で終えられているというのは2日間しかやっていないですが、結果的に見るとすごく最近の私にしては安定しているので、うれしいです。

-あえて悪かったところを挙げるとすればどこか

渋野 昨日のアゲインスト(の風)が吹いたときのショットが14番なんですけど、アゲインストに反応してしまって、ミスをしてしまったので。そういうミスを無くしていかないとボギーを打ってしまいますし、あとはスイングも若干、飛ばないってわかっているのに、スイングのことを考えずに飛ばしにいこうとしてしまっていたということもあるので。せっかくつくってきたスイング。飛距離を出したいから崩すというのはだめなことなので。そういう欲をしっかり捨てて、飛ばない自分をしっかり受け入れて、最後まで戦わないといけない。ちゃんと変わっていかなきゃいけないと思うんですけど、結果的には悪くはないですけど、やっぱりそこはいつかミスしてしまうと思うので、考えて行動できたらと思います。

-中止の知らせを受けた時の動き

渋野 練習場で打って、上がってきて、パッティング練習をしようかなという時に中断になりました。そのあとはクラブハウスでお菓子を食べながら塗り絵をやっていました。マネージャーさんも中に入れたので、一緒にやっていました。

-塗り絵をやっている理由

渋野 暇つぶしです。心を落ち着かせて何も考えないのにはいいと聞いたので、先日買い物に行った時に見つけたので、買って。マネージャーさんの家族が私の優勝祝いに168本の色鉛筆をくれたので、それでやっていました。

-(ユーチューブで披露していた)ポケモンに意味はないか

渋野 最初に見つけたのがそれだったので、それを今やっています。全部描けたら新しいのを買っていって、いろいろできたらいいかなと思います。

-プレーが好転するなどの願いなどが入っている部分もあるか

渋野 結局は暇つぶしですかね。願いは入ってないですけど、それがいい風につながっていくといいですけど、そんな人間、簡単じゃないかなと思います。