19年大会覇者の古江彩佳(21=富士通)が同スコアで並んだ勝みなみ(23=明治安田生命)をプレーオフの末に下し、昨年11月の大王製紙エリエール・レディース以来となる自身通算5勝目を挙げた。

最終ラウンドは強い雨によるコースコンディションの悪化で中止となり、大会は2日間36ホールの短縮競技に。通算12アンダーで勝と古江が首位で並んでいたため16番、17番、18番の3ホールでのプレーオフで優勝者を決めた。古江の優勝会見での主な一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

-今の心境

古江 ホステスプロとして優勝することができてうれしいですし、(19年に同大会で)アマチュア優勝してプロになっても優勝できるとは思っていなかったので、優勝できてうれしいです。

-最終日が中止になった時の心境

古江 驚きました。

-プレーオフで3ホールを戦った

古江 3ホールと聞いて驚きもあったんですけど、やるしかないと思いました。

-17番のバーディーについて

古江 あそこまでピンに向かってくれるとは思っていなかった。狙いはもう少し左だったんですけど、運良くというか。バーディーがとれる位置にいってくれてよかったなと思いました。

-18番ホールでの心境

古江 雨も降っていて、風もアゲンストで届かないところで難しかったんですけど、しっかりパーでセーブできたのは良かったなと思います。

-優勝スピーチでは感極まっていた

古江 うれしさが出たのかなと思います。

-ホステスプロとして優勝した気持ち

古江 所属させてもらっているところで、しっかり優勝できて本当にうれしいですし、喜んでもらえることが優勝だと思っていたので、それができてよかったです。

-今後の意気込み

後半戦もしっかり自分のプレーができるように楽しんで自分のプレーができたらいいなと思います。

プレーオフでは雨の降りしきる中、16番パー5はともにパーとし、17番パー3ではピン左2・5メートルにつける絶妙なショットでバーディー。2連続パーとした勝からリードを奪った。続く18番は先にパーを奪い、パー以下が決まっていた勝の結果を待たずして勝負を決めた。

   ◇   ◇   ◇

古江にとって今大会は19年にアマチュア優勝を果たしてプロ転向した思い入れのある舞台。21年3月からは所属先も富士通となり、ホステスプロとして臨んでいた。また、国内ツアーでは宮里藍と畑岡奈紗に次ぐ、史上3人目のプロ、アマ双方での同一大会制覇となった。