首位から出た松山英樹(29=LEXUS)は、前半9ホールを終え、2位との差をスタート時点の1打から3打に広げ、首位を守っている。アウトコースの前半を3バーディー、1ボギーの32で回り、通算10アンダー。7アンダーのブレンダン・スティール、キャメロン・トリンゲール(ともに米国)が、2位につけている。

前半は2番パー4でバーディーを先行させた。1打差2位からスタートしたトリンゲールが、1番をバーディー発進し、首位に並ばれた直後。2番のティーショットをフェアウエーに運ぶと、第2打を3メートルにつけて伸ばした。このホールをトリンゲールがボギーとし、2打差の2位に退けると、その後は追いつかれることなく折り返した。

雨と寒さに見舞われた前日22日の第2ラウンドから一転し、快晴で温暖な中で4番からは上着を脱いで半袖でプレーした。5番パー3でティーショットを池に入れてボギーとしたが、6番パー5でバウンスバック。第2打はグリーンを越えてラフに入れたが、第3打のアプローチを30センチにピタリと寄せ、タップインでバーディーを奪った。9番パー4では、第2打をピン手前左4メートルにつけ、これを沈めて3つ目のバーディー。大歓声を起こして後半に突入した。