3季連続賞金王を目指す今平周吾(29=ダイヤ)が、逆転賞金王へ意欲を見せた。

28日開幕の新規大会ISPSハンダ・ガツーンと飛ばせ(茨城・美浦GC)のプロアマ戦に出場。現在賞金ランク首位の木下稜介とは約3900万円差の10位につけているが、「まだ賞金の高い試合がこのあと続くのでチャンスはゼロではない。そこも目指しながら、優勝することを考えながらゴルフを組み立てていきたい」と話した。

コロナ禍の影響の影響で昨年と統合シーズンとなった今季は、なかなか結果がでない試合が続いたが、9月のフジサンケイ・クラシックで優勝。その後は徐々に調子を上げている。前週、国内開催の米ツアー、ZOZOチャンピオンシップでは、5週ほど前にかえたヤマハの最新モデル「RMX VD」が手になじんできて好感触を得た。優勝したフジサンケイ・クラシックまでは古いドライバーを使っていたが「新しいドライバーは飛距離が出るので、それに慣れていけば武器になる。当たったら10ヤードちょっとぐらい変わってくる」と以前より飛距離が伸びる中で、第2打以降の組み立てもしやすくなった。「自分のゴルフが70%ぐらい戻ってきた」と手応えを口にした。

今大会は賞金王を争う上位の選手が多く欠場する中、月、火曜日と完全休養。「ゴルフのことを一瞬忘れること」で心身ともにリフレッシュして臨む。プロアマ戦でコースも一通り回り、優勝への戦略もイメージできた。「(コースは)距離はあまり長くなくて、フェアウエーも広い。フェアウエーをキープしてしっかりパーオンして、バーディーチャンスを取っていければ、いい位置でプレーできるんじゃないか」と話していた。