女子ゴルフの西村優菜(21=スターツ)が思い入れある大会での逆襲Vを狙う。

28日、前回大会覇者として臨む樋口久子・三菱電機レディース(10月29~31日、埼玉・武蔵丘GC)の開幕前日会見に出席。先週大会では今年3月の明治安田生命レディース以来、実に30戦ぶりの予選落ちを喫しており「先週から調子が悪かったので、試合でどれだけ自分の思ったプレーができるか不安も正直あります。ギャラリーの皆さんの声援を力に自信を持ってプレーをできたらな」と意気込んだ。

不調の要因にはショットを挙げ「安定性が欠けていましたし、あまり集中してプレーできていなかった。悪い癖が出て、体重移動がうまくできていなかった」。予選落ち後の先週末に修正に取り組んだといい、「私はもともと右さばきでボールを打っていくタイプですが、少し左に突っ込んでいた部分があった。良い癖の方に戻すように作業をしました」と話した。

今大会は、ルーキーながら6打差を逆転してプロ初優勝を果たした舞台。その後は国内メジャーも制するなど4勝を重ねて戻ってきた。「今日の練習ラウンドでも去年のことをいろいろ思い出しながらラウンドしていました」と感慨深そうに語り、「コースの印象はすごく良い。自信を持って、やりたいことを思い切りやることをテーマにラウンドできればいいかなと思っています」と力を込めた。

今季は今大会含め残り5試合。賞金ランキングでも4位につけており、トップに約5000万円差とまだまだ逆転も可能な「女王圏内」にいる。西村は「予選を通過して3日間プレーしたいですし、ギャラリーの皆さんがいるので良いプレーをお届けできるように頑張りたいと思っています」と意気込んだ。