全組がホールアウトし、原英莉花(22=日本通運)が通算14アンダー、199で単独首位に浮上した。原は首位に3打差の3位から出て、7バーディー、2ボギーの66で回り、前日から5つスコアを伸ばした。

1番からいきなりバーディー発進。「出だしからいい感じのスタートが切れた。もったいないボギーがありながらも、アンダーパーでまとめられて良かった」と振り返った。

ネイビーを含めたブルー系のウエアが多い印象だが、この日は珍しく明るいオレンジ色のトップスだった。「興味を持ったカラー診断でオレンジがいいみたいだったので、オレンジにしてみました」と明かした。

単独首位で最終日を迎える。「戦う気はすごく高まっている。しっかりコントロールして、最終日は地に足ついたプレーで勝ちたいと思います」。リコー杯以来、1年ぶりとなる今年初優勝を目指す。

また、メジャーリーガー・大谷翔平のMVP受賞について思うところを聞かれると「同じ人間なのかなと思いました。大谷さんの普段からのニュースも、すべてにおいても。どこまで考えて、生活しているんだろうなって、未知数だと思いました。かっこいいと思います。すごい」。飛距離が武器の原と共通点もあるのではと聞かれると「ないでしょ」と苦笑い。「恐れ多くて何も言えないです」と恐縮しきりだった。