2月の自動車事故で右脚に重傷を負った男子ゴルフのタイガー・ウッズ(45=米国)が21日、自身のツイッターにショットを放つ映像を公開した。ウッズがボールを打つ姿を見せたのは事故後初になる。

わずか3秒の動画だったが、復帰に向けて明るい兆しが見えた。紺の短パンをはき、重傷を負った右脚は黒いタイツのようなもので覆っていた。映像の上にはMaking progress(前進している)」との言葉をつけた。

ウッズは2月23日(日本時間24日)午前、ロサンゼルス郊外の高級住宅街ランチョ・パロスベルデスを走行中、緩やかな下り坂のカーブでコントロールを失い、中央分離帯を乗り越えた。反対側の道路を突き抜け、その先の斜面の樹木にぶつかりながら約6メートル転げ落ちた。

脚から骨が飛び出す重症状態で緊急搬送。命を落とさなかったのが奇跡ともいわれた大事故で、複雑骨折した右すねや足首の緊急手術を受けた。45歳という年齢から第一線への復帰は難しいとみられていたが、事故後は手術を経てリハビリに取り組み、10月には息子が参加したジュニアの大会で松葉づえを使用していない姿を見せていた。