国内男子ゴルフツアーの今季賞金シード選手が決まるカシオワールドオープンは25日、高知・Kochi黒潮CC(7335ヤード、パー72)で開幕する。

賞金シード獲得ライン上の賞金ランク65位で大会に臨む小鯛竜也(26=フリー)は23日、練習ラウンドを行った。「調子が良くない状態で(今大会に)入るのではという不安があったけど、自分の中で解消されました」と明るい表情を見せた。

20-21年統合シーズンにあって、21年のツアー再開前から飛距離アップを狙い、ドライバーの長さを45・5インチから最長47インチへ。いわゆる「長尺」を導入したが、10月に元の45・5インチに戻した。「長尺にすると、実際キャリーが10~15ヤード伸びました。体、スイングを変えず、そこまで伸びるのはプロにとって夢のような話だし、全体的には良かったんです。でも、1ホールとかで大たたきがある。だから、戻しました」。飛距離は元に戻ったが、ショットの精度がアップ。今月のマイナビABC選手権13位、ダンロップ・フェニックス20位と早速効果があった。

「周りの人は自分がコントロールできないんで、まずは予選通過が第1目標。そこからトップ10、20に入れたら、仮に結果がダメでも仕方ないと思います」と話した。