プロゴルファー石川遼(30=CASIO)が、米国から帰国後の新型コロナウイルス感染防止対策の自主隔離期間中に違反行動をとった問題で24日、ツアー競技・カシオワールドオープン(25日開幕)会場の高知県Kochi黒潮CCで謝罪会見を行った。

約40分間の会見内容は以下の通り。

石川から会見冒頭に事情説明、謝罪。

石川 皆さま、本日お忙しい中、このようなお時間を割いていただき、申し訳ございません。このたび、私、石川遼が海外から帰国後の自主隔離期間、14日間においてとった行動によって、コロナ感染対策にご尽力いただいている皆さまをはじめ、いつも応援をしてくださっている皆さま、JGTOの皆さま、選手会の皆さまに多大なご迷惑をおかけしたことをおわび申しあげます。申し訳ございませんでした。

(頭を下げる)

また自分の行動によってツアー最後の4試合に出場できなくなったこと、自分の行動が間違いであり、自分のミスを大変重く受け止めております。楽しみにしてくださっていた、応援してくださる皆さまに対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。

この記者会見は報道当初から(2週間後の)タイミングになりました。事務所を通してファンの皆さまに書面で発信していましたが、時間がたつにつれて、自分の口から直接、もし心配をしてくださっている方がいれば、お伝え、おわび、説明することが必要なのではないかと。自覚が甘いかもしれませんが、時間がたつにつれてそういう思いが強くなり、私から(所属先で今大会主催者の)カシオ計算機の方に相談し、大変身勝手な形ではありますが、このような場を設けていただきました。黒潮観光開発の皆さまにもご迷惑をおかけして、大変申し訳ございません。

自主隔離中の自分の行動は、まずゴルフの練習をしていたことは事実です。大きな勘違いであった部分としては(田中剛)コーチと米国に行っていた際、ずっと行動を共にしていたので、その2人なら帰国後も一緒に行動し、一緒に食事をしてもいいと思い込んでいました。ゴルフの練習をしていたことは、過去(五輪強化指定選手中)にそのような措置を受けたことがあったので、その時のルールと混同してしまって「このような形であればルールを守れている」という思い込みがありました。細かい確認をせずに、行動してしまったことは大変自覚に欠けたと深く反省しております。

食事も本来は1人でとるべきところをコーチと2人でとっていました。この時点でルールを逸脱していたのですが、それとともに14日間で2回ほど宿泊先のゴルフ場関係者の方1人が(食事の席に)入り、会話した、接触もしました。個室で食事をしていました。2人ならルール内だと思い込み、そこにもう1人が会話に入ってくるのは「これはいけない、接触してはいけない」と自分が伝えることができず「大丈夫だろう」としてしまったことは、大変自覚に欠けると思っています。

今後はこのようなことがないよう、反省をし、自分を見つめなおして、努力してまいりたいと思っております。今後のことに関しては決まっていません。本当に自覚をもって行動して参りたいと思っております。本当に申し訳ございませんでした。

(再び頭を下げる)

 

11月8日写真週刊誌電子版報道で発覚/石川遼これまでの経緯―>

石川遼「大変自覚に欠けたと深く反省」/謝罪会見 一問一答1―>

石川遼「自分の都合のいいようにとらえてしまい」/謝罪会見 一問一答2―>

石川遼「本当に自分はバカ」「来年は日本で」/謝罪会見 一問一答3―>

石川遼「水際対策がルーティン化してしまった」/謝罪会見 一問一答4―>