国内男子ゴルフツアーの今季賞金シード選手が決まるカシオワールドオープンは25日、高知・Kochi黒潮CC(7335ヤード、パー72)で開幕する。賞金王を狙う賞金ランク2位木下稜介(30=ハートランド)は24日、プロアマ戦に出場。「2連勝したら、来春のマスターズ出場も見えてくる」と超ポジティブな姿勢を見せた。

前週ダンロップ・フェニックスで2位となりながら、C・キムに優勝を許し、賞金王争いは約1180万円差になった。残り2戦で決して簡単な差ではない。しかし「先週、あまり調子が良くない中で2位タイになれた。何かつかんだ感じがする」。具体的にはボギーをたたかなければ、流れは切れない-。至極当然の話だが、あらためてそれを感じたようだ。

その上で来春のマスターズについて、自ら切り出した。「4大メジャーの中で、ちっちゃな頃から1番テレビで見て、憧れていた舞台です」。世界ランク75位。連勝で年末時点の出場権50位に届くかどうかは微妙だが、あえて目標を高く掲げ、自分を奮い立たせていく。【加藤裕一】