稲見萌寧は“銀メダルパターン”で逃げ切り賞金女王を狙う。今大会のキャディーを、東京オリンピック(五輪)以来となる奥嶋コーチに依頼。「ショットの調子が悪かったらコースで見てもらえる」。

腰痛を抱えており、乱れがちなスイングを即座にチェック、的確に助言してもらえる環境を整えた。銀メダルと同じ2位なら古江が優勝しても逆転されない。最高の験担ぎでもあるタッグ再結成で「最難関コース」と位置付ける最終戦に挑む。

◆賞金女王争い 最終戦に持ち越された。2人に絞られ、差は約1700万円。稲見は最終戦で古江が優勝賞金3000万円を獲得しても「2人までの2位タイ」なら戴冠。古江は逆転戴冠に「単独2位(賞金1800万円)以上」が必要で後は稲見の結果次第。