賞金ランク1位の稲見萌寧(22=都築電気)は1バーディー、3ボギーの74で回り、通算2オーバーで25位だった。賞金女王を争うランク2位の古江彩佳は8アンダーで単独トップ。稲見が10打差を追う展開となった。

なかなかバーディーが取れず苦しい展開が続いた。「本当にショットの調子が悪くて。パーを取るのがいっぱいいっぱいでした」。最終18番パー4で初めてバーディーを取った。「難しいホールでバーディーが取れて、何とか耐えて良かったです」と振り返った。腰痛を抱えているが「薬を飲んでいますが、プレー中に気になることはなかったので、まだマシかなと」と明かした。

古江と最終組でスタートした。賞金女王争いも大詰めだが「調子が悪くて、それどころじゃなかった」と苦笑い。「明日からまだ3日間あります。なるべくアンダーを出せるように頑張ります」と意気込んだ。

◆賞金女王への条件 争いは稲見と古江の2人に絞られ、差は1696万8474円。古江の逆転には「単独2位(賞金1800万円)以上」が絶対条件で、後は稲見の結果次第。条件は「古江が優勝し、稲見が単独3位(1200万円)以下」か「古江が単独2位で、稲見が単独14位(同96万円)以下」となる。