ツアー1勝の堀川未来夢(みくむ、28=Wave Energy)が20-21年シーズン初の首位発進を飾った。5連続を含む9バーディー、1ボギーの8アンダー、64。「入れておきたい、4~5メートルのチャンスが結構入ってくれた。かなりいいラウンドでした」と喜んだ。

約2年前から悩むパットイップス症状は改善の兆しがある。「徐々にですね。人になりつつある感じ。僕の感覚では、本当に素人レベルだったので」。約20本のパターを試し、打ち方、グリップまで。この日も「新しいことをひとつ試しました」という。フック、スライスラインをそれぞれスピンをかけて打つ。本人にしかわからないほど微妙とはいえ、そこには技術的な挑戦がある。

2位フィニッシュした3週前のマイナビABC選手権第3ラウンドで63を出して以来のビッグスコアだ。「ビッグスコア翌日は難しい。しっかりリセットして、明日に備えます」と話した。