堀川未来夢(28=Wave Energy)が苦しみながらも後続に3打差をつけ、19年日本ツアー選手権以来のツアー通算2勝目に王手をかけた。この日は73とスコアを1つ落として通算14アンダー。2バーディー、3ボギーの1日を「かなりタフでした。選手を迷わせる風。3日目で本来の黒潮CCが来ました」と振り返った。

フォローからアゲンスト、またフォロー。風向きと強さがころころ変わった。「どっちなんだろう、という状態のセカンドショットが毎ホールだった感じです。とにかくセーフティーになるようマネジメントしました」。最終18番パー5は第2打がヤシの木の裏につくアンラッキーでボギーとしたが、15番ではOBゾーンめがけて飛んだショットが木に当たり、パーセーブするラッキーもあった。

最終日を3打差のアドバンテージで迎える。「最終組の中でしっかりトップ(スコア)で回れるように」。金谷、今平という強敵を抑えて頂点を狙う。