黄金世代の新垣比菜(22=ダイキン工業)が3バーディー、4ボギーの73で回り、通算2アンダー、142で、首位に3打差の7位につけた。

強風に苦しみボギー先行も、17番パー5で左手前バンカーからの第3打をピンまで1・5メートルにつけてバーディー。18番パー4も、約2メートルのバーディーパットを決めて連続バーディー締めした。「途中、風が強くて、ショットも打てなくて苦しかったけど、上がり2ホールでバーディーが取れたのは良かった」とホッとした表情を見せた。

「実力派ゴルファー」としてジュニア時代から注目され、プロ2年目の18年サイバーエージェントレディースで黄金世代3人目のツアー優勝を飾ったが、今季は結果を残せなかった。QTの雰囲気については「他の試合と違って、ミスれないというか、思い切り狙っていけない感じがあって嫌ですね」と心境を素直に明かした。

緊張感がいつもとは違う行動につながっている。ラウンド中はあまり食べないが、今大会では比較的食べているという。「ストレスがかかっているのか、甘いものとかめっちゃ食べています。バナナ1本、おにぎり1個、プロテインバー1本ですね」。

残りあと2日間。「ショートゲームで粘れている。ショットが悪くてもパターでしのいでいければ。もう(QTに)出ないよう頑張りたい」と、おっとりとした口調で意気込んだ。