賞金ランキング3位の金谷拓実(23=Yogibo)が、3つ伸ばしてホールアウトした。第1ラウンドは1オーバーの21位と出遅れたが、この日は5バーディー、2ボギーの67と3つ伸ばして回り、通算2アンダー、138。ホールアウト時点で、首位の宮里優作と6打差の8位まで浮上した。

4番パー4で、1・5メートルのパーパットがカップに蹴られてボギーが先行した。だが5番パー4で第2打を1・5メートルにつけて取り返すと、6番パー5は第2打を5メートルにつけ、イーグルパットこそ決められなかったが連続バーディー。後半はショットの精度が増し、ともにパー4の第2打を11番は50センチ、16番は3メートルにつけて伸ばした。17番パー5で5つ目のバーディーを奪ったが、難関の18番パー3をボギーとして終えた。

ホールアウト後は「最後、ボギーにしたのは残念ですけど、昨日(第1ラウンド)に比べてショットの調子も良かった。パットのミスは多かったけど、あと2日、しっかりいいプレーをしたい」と、巻き返しへの意気込みを語った。

今季最終戦の今大会を、賞金ランキング1位のチャン・キム(米国)と賞金約1645万円差で迎えた。逆転には優勝しか条件はないが、優勝すればキムの順位に関係なく逆転賞金王となる。目標は明確だけに「もう、あと2日なので、しっかりと自分らしいプレーを。たくさんバーディーを取る。特に明日(第3ラウンド)は大事な1日になると思うので、いいプレーをしたい」と、表情を引き締めた。