38歳のベテラン下川めぐみ(環境ステーション)はコロナ感染から復活のQT通過だった。

今年7月に感染し、中等症と診断された。後遺症で試合に出場できずシード権も逃していた。そんな中、4日間アンダーパーをそろえてトップで終えた。「初めてなので本当にうれしい。いつも最終日にまくって出場権を獲得していたので」と喜んだ。後遺症には高所で高山病のような症状もあるといい「開幕戦の沖縄に飛行機でいけるか心配」と話していた。

◆QT(クオリファイング・トーナメント=予選会) 賞金シード権を持たない選手に翌年度のツアー優先出場順位を決める大会。第1、ファイナルの2ステージで行われ、今QTの30位ぐらいまでが前半戦のほぼすべての試合の出場権を得られる。35~40位ぐらいまでもある程度の試合に出場できる。ファイナル出場資格は第1ステージからの進出者や、今季シード権を獲得できなかった選手、プロテスト1位合格者、下部ツアー優勝者や同ツアー賞金ランク上位などで、今回の出場者は96人。