2位から出た宮里優作(41=フリー)が、7バーディー、2ボギーの65と5つ伸ばし、通算9アンダー、131で首位に立った。6アンダーで2位の星野陸也とは3打差。直近2戦で4位、2位と好成績を収め、賞金ランキング26位の資格で、今季の成績上位など30人で争う今大会に滑り込み出場を果たした。13、17年と過去2度優勝の相性の良いコースで、賞金王を争う賞金ランキング上位陣のカベとなっている。

ホールアウト後は「だてに9回出ていない、っていうところですね」と、3年ぶりの出場ながら、コースを熟知するベテランらしく、余裕の笑みを見せながら話した。好スコアの要因については「ショットはあまり良くなかったけど、パッティングでリズムをつくって、要所要所でいいパットが決まってくれた」と語った。ちょうど4位、2位と好成績を収め始めた、2週前から使う長尺パターに「グリーン上は問題なくやれている。グリーン上が変わるだけで、こんなにゴルフが変わるのかというぐらい、スコアメークが楽になった」と感謝した。

58度目の開催となった今大会で3回目の優勝を果たせば、史上6人目となる。今大会の最多優勝は7度の尾崎将司で、4度の青木功、3度の尾崎直道、藤田寛之、宮本勝昌が続く。「少しずつショットを修正して、最終日に合っていくように明日(第3ラウンド)もリズムよく回っていきたい」。18、19年は欧州ツアーを主戦場としていたこともあるが、17年の今大会以来、4年ぶりツアー通算8勝目が現実味を帯びてきた。