黄金世代で小祝さくらと同郷の山田彩歩(さほ、23=ACN)が、強風の中、ボギーなしの68をマークし首位発進した。4番パー4で第2打をピン10センチにつけバーディーを奪うと、続く5番パー5でも第3打をピン2・5メートルにつけ連続バーディー。ショットがさえ、パッティングもかみ合って、さらに2つのバーディーを奪い、危なげなくラウンドを終えた。

「今日はショットの調子がすごく良くてパーオンしてくれていたので、バーディーチャンスがたくさんあって、その中で4つしっかり決められたのは良かった。自分の中でも良いラウンドでした」と自画自賛した。

98年生まれで、小祝とは14、15年と国体団体戦で北海道代表として、ともに戦った仲。今年6月に4度目の挑戦でプロテストに合格し、晴れてプロとなった。大会前の7日には、プロアマ戦で一緒になった小祝に「残り最後の試合なので頑張ってきてね」と励まされ「私はさくらちゃんがいて刺激になっているので、頑張らないと」と決意を胸に会場入りした。

6月のプロテストは合格したものの、来季の出場権をかけたQTは1次で落選。「今回は、ファイナルQTを通った選手もいて、その中で上位にいけることがこれからの自信になると思うの頑張りたい」と話していた。