日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)は22日、男女ともに昨年と統合された今季国内ツアーの「GTPAルーキー・オブ・ザ・イヤー」に、男子は金谷拓実(23=Yogibo)、女子は古江彩佳(21=富士通)を選出したと発表した。

選出理由は、金谷が「ルーキーイヤーにして、優勝2回、賞金ランキング2位と堂々の成績。最終戦まで賞金王へも加わる。海外メジャーへの出場も意欲的に果たすなど、男子ツアーの中心選手として、目を見張る活躍が光る」として表彰した。古江については「ルーキーで6勝の快挙。うち、2度の2週連続優勝を飾るなど、その実力を遺憾なく発揮したシーズンとなった。賞金女王争いにも加わり、女子ツアーを大いに盛り上げる。海外ツアーへの挑戦など、さらなる飛躍が期待される」と説明した。

金谷は「アマチュアの時も特別賞を表彰いただいており、このたび、プロとしてもルーキー・オブ・ザ・イヤーをいただき光栄です。来年はメジャーでリベンジをすべく、自分に何が足りないかオフに反省して、しっかりと準備、調整していきたいと思います」とコメントした。古江は「とてもうれしく光栄でございます。来年は新しい環境でプレーできることを楽しみに、たくさん勉強したいと思っております」と、出場資格を取得した米女子ツアーでの来季の飛躍に思いをはせていた。

また「GTPA特別賞」として、松山英樹、笹生優花、稲見萌寧、日体大3年のアマチュア中島啓太の4選手を選出したことも併せて発表した。松山は4月のマスターズで日本人男子初のメジャー優勝、笹生は6月の全米女子オープンで日本人女子3人目のメジャー優勝、稲見は8月の東京五輪での銀メダル、中島は9月のパナソニック・オープンで国内男子ツアー史上5人目のアマチュア優勝などが高く評価された。