4位から出た畑岡奈紗(23=アビームコンサルティング)は5バーディー、4ボギーの71で回り、通算6アンダーで首位と6打差の5位につけた。

前半はスタートの1番パー5でバーディー発進すると、4番パー4でもバーディーと7アンダーまでスコアを伸ばした。しかし、6番パー3でティーショットがグリーン右バンカーにつかまり、第2打もピンを大きくオーバーし今大会第2日にして初めてのボギー。続く7番もミスから連続ボギー。8番パー5では、第3打をピン50センチにつけバーディーも、9番で再びボギー。前半を3バーディー、3ボギーの36で折り返した。

後半も風の影響でショットに苦しみ、15番パー4ではミスで4オン、1パットのボギー。それでも17番パー3で約8メートルのロングパットを沈めバーディーを奪うと、最終18番パー4でも第2打をピン50センチにつけ連続バーディー。最終的にスコアを1つ伸ばし、グリーン上で笑顔で締めくくった。

プレー後畑岡は「風の強い中でショットも乱れてパーオン率もフェアウエーキープ率も低かったが、上がり2ホールでアンダーに戻すことができて良かった。風がやんだ16番から攻めることができて良かった」と振り返った。この日は午後から風がさらに強くなり、グリーンも芝目がきつく荒れていたが「17番でしっかり強く打って長いのが入ってくれた」と悪い流れを断ち切った。首位と6打差で迎える決勝ラウンドへ「まだまだチャンスがあると思うので、残り2日頑張りたい」と逆襲へ意欲を見せた。