ツアー初優勝からの2週連続Vに挑む桂川有人(23=国際スポーツ振興協会)が最終18番でバーディーを決め、通算6アンダー。暫定ながらスタート前の4打差を守り、同5位とした。

強くなった雨の中、4メートルのフックラインを沈め、右手でガッツポーズを作った。「気持ちが入ってました。今日はアンダーパーで回ることが目標だったので」。最後に5個目のバーディーを奪い、4ボギーで69。「ボギーは自分のミス、コースにやられた感じです。あまり攻められるコースじゃないし、ピン位置も難しかったので基本パーでいいや、と考えてプレーしました」と振り返った。

昨季のプロ転向後、予選落ちはツアー出場12戦でゼロ。アマチュア時代も6戦で19年ダンロップ・スリクソン福島オープン1度だけという安定感だ。

「ショットには自信があるので、それがどのコースに行っても対応できているのかなと思います」。今季の部門別ランクでパーオン率1位のショットメーカーは残り2日を前に「安全に安全にいって、最終日にいい位置でいられたら」。焦らず、優勝の頭の片隅に置いてプレーする。