星野陸也(26=興和)が誕生日に好発進した。開幕の12日に26歳になった星野は、4バーディー、1ボギーの67をマーク。終了時点で首位と1打差の5位につけた。

今季屈指の難コースといわれる大洗GCで10番からスタート。「誕生日の第1打のホールは一番難しい」とティーショットを左のセミラフに入れたが、きっちりパーをセーブ。11番でボギーが先行し、苦しい展開も17番、18番と連続バーディー。後半の2番ではグリーン外の25ヤードをチップインバーディー。6番でもバーディーを奪い、後半はノーボギーでスコアを3つ伸ばした。

「自分の中ではすごくいいスタートが切れた。前半3パットのボギーから始まったが、難しい2番でチップインバーディーが来て、その流れで後半ボギーなく回れた。26歳のいいスタートが切れた」と喜んだ。

大会第1日に誕生日を迎えるのは初めてというが「誕生日の日はスコアが良かった。誕生日だからいいことがあるでしょう、という気持ちで回った」と笑顔で話した。

プレー終了後には、地元のギャラリーから「おめでとう」と声をかけられた。今大会は実家から通っており「昨日、誕生日のケーキは何がいいと聞かれました。お任せでと答えました」。

昨年は25歳の誕生日を迎えたこの大会で見事優勝。全英オープンの出場権を手にし、五輪出場へも弾みをつけた。26歳の目標を「日本の試合では上位で優勝争いや優勝をして世界ランキングを上げて、海外の試合に挑戦したい。海外の多くの試合で結果を残したい」と話した。