3位から出た畑岡奈紗(23=アビームコンサルティング)は、1バーディー、2ボギーの73と1つ落として回り、通算6アンダー、138でホールアウトした。ホールアウト時点で14位に後退。9つ伸ばして14アンダーとして首位に立った、ミンジ・リー(オーストラリア)とは8打差に広がった。

インコースの前半は、10番パー4でボギー発進となった。前日の第1ラウンドはフェアウエーキープ率100%だったが、出だしのティーショットは打った直後に顔をしかめ、大きく右ラフに外した。第2打もグリーンに乗せられず、アプローチの第3打で寄せきれず、いきなりスコアを落とした。17番パー3で下りのロングパットを決めてバーディーを奪い、スタート時点の7アンダーに戻して折り返した。

それでも後半も流れをつかめず、3番パー4で再びボギーが先行した。第2打でグリーンを外しながらも、第3打のアプローチを1メートルに寄せたが、パーパットを外した。最終9番パー5も、短いバーディーパットを決めきれずにパーに終わった。

ホールアウト後は「今日は、昨日とは打って変わって、なかなかチャンスが少ない1日で、チャンスについてもパッティングを思い切って打てなかったことが悔しかったです」と振り返った。唯一奪った17番のバーディーについては「途中、我慢していたところが、1つバーディーにつながったかなと思います」と、価値あるパッティングと自己評価した。我慢続きとなった後半については「午後だった割には、風はそこまで吹かなかったですけど、小雨が降ってからは、よりグリーンのタッチを合わせるのが少し難しくなった。修正点はちょっと多くなってしまったかなとは思います」と話した。

この日はスタート前の練習から「ショットの感覚だったり、グリーン上でもそうだったんですけど、少し何かが違うなというのがあって、それを探りながらのラウンドになってしまって、それを見つけられなかった。まだ前の自分の悪い癖が、途中途中、出てしまっているのかなと思うので、しっかりともう1度、アドレスの手のポジションだったり、体重の配分だったりというのを、しっかりとこれから調整しようと思っています」と、急ピッチでの修正を誓った。決勝ラウンドに向けては「昨日のようなゴルフが2日間できれば、まだチャンスはあると思っているので、しっかりと上だけ見て頑張りたいと思います」と力説した。米ツアー通算6勝目を挙げた、DIOインプラントLAオープンから3週間ぶりに出場し、2戦連続優勝がかかる今大会。巻き返しと優勝への思いの強さをのぞかせた。