2打差逆転でツアー5勝目を狙った原英莉花(23=NIPPON EXPRESS HD)は今季初のトップ10の5位にとどまった。

最後に優勝した昨年11月大王製紙エリエール以来の最終日最終組で通算8アンダーの2位からスタート。2バーディー、2ボギーの72でスコアを伸ばせなかった。

「後半は結構チャンスについたんですが、それを決めきれなかったことでスコアにつながらなかったのかな」。ポイントになったのはティーショット。1番パー5のドライバーショットをフェアウエー右のがけ下に落として1日が始まった。「昨日から気持ち悪くて。それを修正しきれなかった」という。

それでも、今季初の最終日最終組でのプレーで得たものは大きい。「ずっと(最終日は朝イチの)トップスタートとかばかりだったのが、こういう“戦える位置”でプレーできた。プロゴルファーとして楽しいと思える瞬間です」。今大会恒例のギャラリー投票による「ベストドレッサー賞」も獲得。「今日は紺(スカート)と白で、勝負服のつもりで。ベストドレッサーはイメージになかった」と笑顔を見せた。