女子ゴルフのブリヂストン・レディースが19日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦で開幕する。

予選ラウンドを渋野日向子(23=サントリー)と同組で回る前年優勝者の稲見萌寧(22=Rakuten)が前日18日に会見を行い、「楽しく勉強しながらできる」と話した。

渋野と同組は楽しみかと聞かれると、食い気味に「メチャクチャ!」とうなずいた。「一緒にいるだけで楽しいというか。笑顔でやれるというのが大きい」とした。渋野については「本当にすごいことを成し遂げた方でもあるし、大変な時期を乗り越えている方なので、勉強になる」とした。さらに「『海外、どうだった』とか聞いたりすると思う」と明かした。

米ツアーメンバーとしての渋野の活躍について「積極的に情報を取りにいってはないのですが、キャディーさんと話していて、シード権も取れるんじゃないかと聞いた。すごいなと思います」とみている。

今大会は前年からコースが変更。前年優勝も「コースの感じもタイプも違う。ディフェンディングチャンピオンという感じがしない」と苦笑い。コースの印象については「すごく距離が長いというのが一番。長さに対してグリーンが小さい。難しいと思う」とした。「フェアウエーからパーオンさせてと、安全な感じでやっていくのが一番いいマネジメントかなと思います」と攻略法を明かした。

前日練習で練習場に5時間と長時間にわたって滞在したという。「日に日にアドレスのずれが出てきた。ちょっと修正しようとしたらうまくはまらなくて。当たらない、どうしようと、どんどん悪くなって」と苦笑い。予選ラウンドに向けて「探りながらいかないといけないと部分があると思う。なるべく出遅れないように、スコア伸ばしていけたら」と意気込んだ。

今季未勝利だが、2戦連続3位と徐々に調子を上げている。今季初勝利に向けて「上位で戦ったり、優勝争いの回数が増えていくと勝てるかなと思う。その積み重ねをまず頑張ろうと思っています」と控えめに意気込んだ。

予選ラウンドは渋野、前週優勝の渡辺彩香(28=大東建託)と3人で回る。