米男子ゴルフツアーの今季メジャー2戦目、全米プロ選手権で、日本人初のメジャー2勝目を目指す松山英樹(30=LEXUS)が、開幕前日の18日(日本時間19日)、会場のオクラホマ州タルサのサザンヒルズCC(7556ヤード、パー70)で最終調整を行った。金谷拓実とインコースの9ホールを練習ラウンド。10~12番の3ホールは、アダム・スコット(オーストラリア)も一緒に回った。その後、練習場に移動して、30度を超える暑さの中、ショットやパッティング、アプローチなどフルメニューの練習を行った。

前日17日に首を痛めたことを明かし、この日、練習ラウンドを行うかどうかは「朝になってみて(の判断)だと思います」と、慎重に話していた。その中で行われた、この日の練習ラウンド中、痛めた右側の首を気にする様子はなかった。

3月に、今回と部位は異なるが、首から左肩甲骨にかけて痛めた。その後の約1カ月は、棄権や欠場を繰り返しながら4月のマスターズに出場。ディフェンディングチャンピオンとして臨んだマスターズでは、第2ラウンドを終えて2位につけ、史上4人目の連覇の期待が高まったが、最終的に14位だった。

今大会もマスターズと同じく首痛に見舞われた中での出場だが、16年大会4位、17年大会5位と優勝に迫った経験もあり「相性は良いと思う」と、前日に話していた。さらに前戦のAT&Tバイロン・ネルソンでは、最終日だけで10アンダーと追い上げて3位。上り調子の好材料に後押しされ、松山が日本時間19日午後9時38分、10番からスタートする。