新世紀世代の山下美夢有(20=加賀電子)が同世代の西郷真央と同一ホールでチップインバーディーを決めた。

同じ最終組、同じ通算8アンダーで迎えた15番パー4。西郷がグリーン左ラフから7ヤードを放り込んだ後、左手前エッジからほぼ同じ距離をチップショットでカップイン。驚きの競演に笑みがこぼれ、グリーンサイドにいた西郷と視線を交わした。

この日は3バーディー、1ボギーの70。首位タイから2位に後退しながら、通算9アンダーにスコアを伸ばした。1、9番で2~3メートルのチャンスをカップに蹴られる場面もあったが「ピン位置が難しかったのでバーディーチャンスになかなかつけられなかった。その中でも耐えてアンダーパーで回れた事は良かったと思います」と、最低限のスコアには満足そうだ。

西郷、有村智恵との最終日最終組。「明日も伸ばせたらいいと思うけど、まずはしっかりリズムだけを意識したい。優勝したい気持ちはあります。やるべき事をしっかりやったら結果はついてくると思います」。前々週の国内メジャー・サロンパスカップに続く今季2勝目を見据えた。

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