プロ12年目の青木瀬令奈(29=フリー)が7バーディー、ボギーなしの65で通算10アンダーの3位に入った。最終組の4組前で首位と7打差11位からプレーし、猛烈なチャージ。ホールアウト時点でトップと並んでおり、後続の結果次第では…とミラクルVを予感させる快進撃だった。

最終18番パー5で残り101ヤードを52度のウエッジでピン60センチにつけて、バーディーフィニッシュ。「あのショットが入らないとダメかな、と思っていました。入らなかったか、と」。ショットイン・イーグルでの締めをイメージするほど、ゾーンに入っていた。

「昨日の16番からパットのアドレスを変えて、入り出しました。ノーボギーの日(第2R)も1メートルのバーディーパットを外して、ボギーにしている気分だったので」。ボールから、ボール1個強離れ、ハンドダウンにし、イン・トゥー・インのストロークにしたことが、この日の爆発につながったという。

直近4戦が5位、2位、11位、3位。好調を維持しながら「勝ちきれないのは何で?」というジレンマがあるが、験のいい6月はもう間近。6月3日開幕のヨネックス・レディースは17年にツアー初優勝、9日開幕のサントリー・レディースは昨年優勝。「それに向けて、もっと状態を上げていきたいです」と話した。