国内男子ツアーの~全英への道~ミズノ・オープンが26日、岡山・JFE瀬戸内海GC(7461ヤード、パー72)で開幕する。大会28回連続出場の手嶋多一(53=ミズノ)は25日、プロアマ戦に出場。「28回? やっぱり、ここに来ると頑張りたいって気持ちになります」。主催者が所属先のホストプロは前向きだ。

53歳のシニア世代。今季はレギュラーツアーのシードがなく、QT29位の資格で出場して3試合で予選落ち2回。次週の日本ツアー選手権は出場できるが、その先は未定。「やっぱり4日間、プレーしたい」。ツアー後半戦の出場優先順位を決めるリランキング(9月4日最終日のフジサンケイ・クラシック後)に向けて頑張りたい思いもある。

今年と同じJFE瀬戸内海GC開催の15年大会で優勝し、同年に“聖地”セントアンドルーズ・オールドコース開催の全英オープンにも出場した。「いや~最高やったですね。全英は3回出ましたけど、セントアンドルーズはやっぱり雰囲気が違いました」。残念ながら予選落ちだったが、名物スウィルカンブリッジで記念撮影は忘れなかった。今年も4位以上に入れば、全英出場権は手にできるが「いや、もう僕はいいっす。全英シニアで」と笑う。上位進出は厳しくても、18年大会以来の予選通過を最低目標に頑張るつもりだ。