プロ3年目の木村太一(23=フリー)が上がり4ホールでスコアを4つ伸ばす69をマーク、通算6アンダーの上位で予選通過を確実にした。

前半インで2つの3パット・ボギーを喫し、1番で15メートルのロングパットを放り込み、初バーディー。フォローの6番パー5は残り約270ヤードから、3番ユーティリティーで1メートルにつけてイーグル。7、8番は3、2メートルのチャンスを決めた。

「前半は2ボギー以外でも、けっこうしのいだ感じです。2番のドライバーショットで大きいミスが出て、そこからスイングをうまく修正できました」

2番の第1打を右に打ち出し、しかもスライスがかかった。「そうなる時は傾向があって。肩甲骨をちゃんとはめて打つようにした」。指導を受けるプロコーチ内藤雄士氏のいう「パッキング」の意識を高めて、チャージにつなげた。

今季ツアー初優勝した桂川有人、昨季シードをとった清水大成は日大の同期で、寮では3人部屋の同宿だった。「大成は1年目でシード。有人は活躍がすごすぎる」と笑って、大きな刺激になっていることを明かした。日大3年時の19年日本アマで、マスターズにも出場した2歳下の中島啓太を2打抑えて優勝した。実績十分な若手が、勝負の決勝ラウンドに入る。