石川遼(30=CASIO)は上位スタートから、73に終わったことを「つらい1日でした」と振り返った。

首位と6打差、全英切符獲得の暫定ボーダーラインと2打差の7位から、1番でいきなり3パット・ボギー。フェアウエーキープが5回、パーオン9回とショットも精彩を欠き、73とスコアを落として21位に終わった。

結果はともかく、内容に手応えはある。2年以上かけて取り組むスイング作りについて「初日に(3位で)好スタートを切って、上位争いだからこそ出てくる“魔物”もあって。その中で昨日は予選2日よりいいスイングができたことはうれしかった」と前向きに話した。徐々に結果を求める段階には入ってきている。「たくさんのギャラリーに見てもらい、本当に感謝しかない。後はそれに応えられるよう、精いっぱい頑張るだけです」と話した。

◆全英オープンの主な出場資格 ▽今大会上位4人=S・ビンセント、A・クウェイル、B・ケネディ、J・デロスサントス▽21年日本オープン優勝者=S・ノリス▽ダイヤモンド・カップ優勝者=今平周吾▽昨季日本ツアー賞金ランク上位2人=C・キム、金谷拓実▽21年アジア・パシフィックアマ優勝者=中島啓太▽今大会終了後の世界ランク50位以内=松山英樹(他資格も保持)▽日本ツアー選手権(6月5日最終日)までの賞金ランク上位1人(有資格者を除く)