ゴルフの国内女子ツアー・宮里藍サントリーレディースは9日に兵庫・六甲国際ゴルフ倶楽部(6527ヤード、パー72)で開幕する。

上位2人(アマ含む)と今大会終了時点の賞金ランク上位3人が、AIG全英女子オープン(8月4日開幕)出場権を得る。

7日は練習ラウンドが行われ、4月のKKT杯バンテリンレディースでツアー初勝利を挙げるなど今季好調の植竹希望(23=サーフビバレッジ)が「海外の試合を射止めるチャンスだと思っています」と明かした。

昨季、賞金ランク33位で初のシード権を獲得した。今季も優勝を含むトップ10入り4回。現時点で同ランク8位の約3469万円を稼ぐが、前々週のリゾートトラスト・レディースで予選落ちした。ぎっくり腰の症状で「ショットが荒れて、3年ぶりくらいに試合でOBを打った」という。

腰痛でスイングの際に捻転できず「手で返して打ってしまっていた」と影響が出ていた。前週は休養とリハビリに費やしつつ、全米女子オープンをテレビ観戦。より一層、海外への思いが強まった。

「米ツアーは行きたいですね。できれば30歳までに。後悔したくないので、今しかできないこと。好きなことをやりたいんです。(過去に)宮里藍さんや、(横峯)さくらさんたちが女子ゴルフを盛り上げてくれて、ジュニアの練習環境も良くなった。その印象が強いので、私も将来は(米ツアーに)チャレンジしたい」

その第1歩として今大会がある。

「思い入れのある大会なので、調子を上げるタイミングにしたいです」

全英切符を目指す戦いになる。【益子浩一】