稲見萌寧(22=Rakuten)は2打差3位に終わり、自身2度目の2週連続優勝を逃した。

藤田さいきとの3打差を追い、同じ最終組でプレー。アウトで2つ伸ばし、通算11アンダーでターンしたが、インは1ボギーで71とチャージは不発に終わった。

「ピン位置が厳しかったし、風も強くてチャンスを作れなかった。私的には頑張った方だと思います」と振り返った。

最後は自分のことより、36歳のベテラン藤田の奮闘に心を動かされた。山下、藤田と2打差で迎えた最終18番パー4では、藤田とほぼ同じ残り距離の第2打を先に打とうと思ったが、先に打つ姿勢を見せた藤田の動きを優先した。

「勝ってほしかったです。私の球筋を見てもらった方が…と思ったんですが、やっぱり自分のタイミングで打った方が(藤田には)いいと思って」と言う。

なお、昨季賞金ランク1位の資格で出場権を得ているAIG全英女子オープンについては「来年はわかりませんが、私の目標は永久シードなので」と見送る意向を示した。