この日、24歳の誕生日を迎えた勝みなみ(明治安田生命)が、6バーディー、1ボギーの67と5つ伸ばして回り、通算2アンダー、142でホールアウトした。ホールアウト時点で33位。前日6月30日の第1ラウンドを、3オーバーの90位で終えており、危ぶまれていた予選通過を確実にした。

アウトコースの前半は、パー3の2ホールを除いてティーショットが、全てフェアウエーをとらえた。第1ラウンドのフェアウエーキープ率50%から、劇的に復調。「ちょっと左を向きすぎていたので、右に向いて(ティーショットの)ボールの位置を左側に置いた」と、修正を加えると奏功した。

さらに「昨日はパターが入ってくれなかったけど『今日はいい日になる』と信じていた」と、誕生日にあやかって、グリーン上も自信を持ってプレーし、スコアにつなげた。「すごく、いいプレーができた」と、持ち前の爆発力を発揮して“バースデーチャージ”に成功した。

今年は「年女」でもある。そんな年女としても過ごす今後1年間の目標を問われると「次の年女の時は36歳。その時までゴルフをしているか分からない。今年は言ったことはやりたい。年間3勝以上と、国内メジャー優勝。シーズン前から言ってきたことを達成したい」と、24歳の抱負を語った。

以前はそもそも、7月1日を含む週にツアーの試合がなく、誕生日週の験の良しあしなどはなかったという。それが3戦ぶりの60台をマーク。しかも同じく誕生日週に行われた、昨年大会で2位となっているだけに「イメージのいい大会。粘ってつかみ取った予選通過」と、今季未勝利だけに、浮上のきっかけをつくりたいタイミング。「あとはパター次第」と、さらなる上位進出に意欲を見せていた。