国内女子ツアーのニッポンハム・レディースが7日、北海道・桂GC(6763ヤード、パー72)で開幕する。米ツアーから一時帰国し、今季国内初戦となる古江彩佳(22=富士通)は6日、米国で生じたスイングのズレを修正中であることを明かした。

古江は米ツアーで14戦に出場し、5月バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレーの2位を最高に予選落ち2度だけの安定した結果を残した。「自分のゴルフがなかなかできない中、予選通過ができていた点は評価したい」と言いつつ「納得のいく調子が続かない」という不満を抱えていた。

その“正体”がはっきりしたのは6月28日の帰国後。父芳浩さんにスイングをチェックしてもらった際「構えから少し…」と指摘されたという。

「日本との芝感の違いとか、下がハードだったりする中で、意識しないうちに“上から鋭角に打ち込みたい”という感じになっていたみたいです」。

今後の課題は、21日開幕のエビアン選手権、8月4日開幕のAIG全英女子オープンの今季メジャー残り2戦に向けて自分本来のリズム、スイングを取り戻すこと。今季予選落ち2度が全米女子オープン、全米女子プロのメジャー2戦だったこともあり、リベンジの思いを胸に調整を重ねていく。

今季国内初戦を迎えることについては、もはや口癖の「自分のプレーをすること」とし「久々の日本でゴルフを楽しみたい」と笑顔で話した。

 

【写真特集】舌を出しポーズをとる原英莉花、ご神木にあいさつする古江彩佳ほかプロアマ戦/女子プロ