昨年この大会で4位に入った古江彩佳(22=富士通)が、9バーディー、1ボギーの63で回り、8アンダーで単独首位発進した。

10番からスタートし、13番パー4でボギーをたたいたが、続く14番パー3、15番パー5、16番パー3と3連続バーディー。18番パー5では、第3打をピン右奥8メートルのグリーンのふちにつけた。このロングパットを見事に沈めバーディー。3アンダーに伸ばし、首位と4打差の14位に浮上した。 後半もショットがさえ、2番パー3でバーディーを取ると、3番パー4では第2打をピン70センチに寄せ連続バーディー。さらに6番パー4でバーディーを奪うと、続く7番パー5では第3打をピン奥4メートルにつけ連続バーディー。7アンダーとして、ついに首位のブルック・ヘンダーソン(カナダ)に並んだ。最終18番では第3打をピン手前2メートルにつけバーディー。8アンダーとして単独首位に躍り出た。

「ボギーから始まって悪い流れだったが、そこからバーディーを連続3回とか来たので良かった。バーディーチャンスが来たところでしっかりバーディーがとれた。ボギーを始めに打ったのが逆に良かった」と振り返った。

昨年のこの大会で4位に入ったことで、米女子ツアー本格参戦への気持ちが固まった。この日も、終始落ち着いたプレーぶりで、安定した実力をみせつけた。

米女子ツアー1年目は初戦から10戦連続予選通過。5月のバンクオブホープ・マッチプレーでは2位に入った。日本女子4人目のメジャー制覇が見えてきた。第2日へ向けて「うまく集中して明日も楽しんでできたら」と話した。