米女子ゴルフツアーのスコットランド・オープンで、最終日(7月31日)にコースレコードの62を出して米ツアー初優勝を果たした古江彩佳(22=富士通)は、下積み時代が力になっていた。

国内女子ツアーの宮里藍サントリー・レディースの開催コースでもある兵庫の六甲国際ゴルフ倶楽部で滝川二高時代からキャディーとして働き、卒業後は研修生として勤務した。14時まで就業し、以降の時間を練習に費やした。

この日、当時を知る同施設の副支配人は「苦手意識を持っていたパターに時間を割いていた」と当時を振り返る。

普段の生活については「プレースタイルと一緒で淡々としていた。浜崎あゆみが好きという話も聞いていました」と語った。

下積みを経て、世界で活躍するまでになった成長については「近寄りがたい、雲の上の人になったというか」と目を細める。

AIG全英女子オープンが控えている中「世界一を目指してやってほしい」と、さらなる飛躍に期待した。【波部俊之介】