【英ガレーン1日=近藤由美子】今季最後のメジャー大会となるAIG全英女子オープン(8月4日開幕)前哨戦のスコットランド・オープンで、米ツアー初Vを飾った古江彩佳(22=富士通)が、「ホッとした気持ちは忘れて、今週に向けて頑張りたい」と意気込んだ。

初Vから一夜明けて、全英女子の会場となる英エディンバラ郊外の名門リンクス、ミュアフィールドを初めて訪れた。午後0時半(日本時間午後8時半)ごろ、1番ホールから練習ラウンドを開始。畑岡奈紗と同組で18ホールを回った。

各所からお祝いの嵐だ。祝福メッセージが少なくとも100件以上、届いたという。「本当にいっぱい『おめでとう』と言っていただいて。意外と言ってもらえる回数が多くて、うれしく思っています」と明かした。

先週に引き続き、リンクスコースを回る。「先週と違ってもっと転がるし、風ももうちょっと強い」と印象を明かした。ホットバンカーを警戒。この日も入念に、ポットバンカーから出す練習を繰り返した。「壁なので、出すだけになっちゃうかな、そこは注意したい」と気を引き締めた。

勝った実感は「そうですね。一応、はい」と淡々と話した。スコットランド・オープンVでシャンパンを贈られた。「まだ触っていないです。抱っこしただけです」。余韻に浸る間もなく、次戦のメジャーに挑む