【英ガレーン3日=近藤由美子】女子ゴルフの渋野日向子(23=サントリー)が19年に制したAIG全英女子オープン開幕前日の3日、開催コースの英エディンバラ郊外の名門リンクス、ミュアフィールドで会見を行った。以下は主な一問一答。

-大会への思いは

渋野 他の試合とは違う感情ではあるなと思います。

-どれくらい練習ラウンドを行いましたか

渋野 日曜から火曜までハーフずつやりました。今日はハーフを回りました。プロアマ戦に出ました。

-実際コースを回ってみて

渋野 むずい。難しい。風がすごいですし。全部難しいですね。

-気になったホールや気をつけないといけないホールなどは

渋野 覚えてません。すみません。

-ミュアフィールドは歴史があるコースです。来てみての印象は

渋野 マジ第一印象は視界が開きすぎっていう感じ。どこがどこか分からない。ちゃんとテレビ塔のところに番号が振って、ティーボックスにも振ってあるから分かるけど、あれ絶対分からないって感じ。

-クラブハウスはどうだった

渋野 あまり見てなかった。あれがクラブハウス? とりあえず駐車場からちょっと歩かんといけんし。こんなところに駐車場? って。

-ゴルフに集中している

渋野 特に周囲を気にしてないということですかね。

-難しいコース。想定スコアは

渋野 LPGAにいる選手たちって、レベルがやっぱり違い過ぎるので。普通に2桁(アンダー)いく選手がいるんじゃないのかなと。私ではない。

-優勝当時。どんな記憶、思い出になっている

渋野 日に日にやっぱり、子供だったなって思いましたね。やっていることが幼稚というか。

-どういうところが

渋野 何も知らなかったというところで、楽しんでいるし、お菓子食べ過ぎだし、カメラに向かって食べるし。あんなのありえないでしょう。本当に子供だったかな。恥ずかしいです。

-当時はメジャーということを考えず、勢いでいった

渋野 何も知らないのが良かったなと思いますし、初めてだったので、楽しむ要素しかなかった。

-経験を重ねて、難しさ、いろいろなこと分かった上で臨むAIG全英女子オープン。心境は

渋野 あのころの初心に戻って、楽しみたいという気持ちもありますが、初心の気持ちにはきれいには戻れないと思うので。いろいろやってきたことをしっかり発揮したいというのもありますし。やっぱり、心の底から楽しめるようにはしたいとも思っています。

-描く目標は。どんなプレーをしたい

渋野 やっぱり自分との戦いでもありますし、これだけ風が吹くので、風との戦いでもある。割り切ってできるかなとも思うので。風とお友達になれるようにしたいです。

-優勝経験者だけに会場にパネルも掲示されている。スコットランド・オープンやエビアンとは違う心境

渋野 やっぱりまず初めてこの日曜日に来て、駐車場入る時に看板が手前から3番目にある。それでまず違うじゃないですか。他の試合だと絶対そういうことがないので。(写真は)下を向いているヤツ。いつの写真? みたいなのでそれで笑けるし。1年間通して、この試合だけチャンピオンは駐車場があるんです。それがすごくうれしくて。

-前回大会は最終日に崩れた。今回、4日間戦うためのポイントを教えてほしい

渋野 風と友達になることが重要だと思う。あとは集中力を切らさないように頑張りたいと思います。