女子ゴルフで昨季賞金女王の稲見萌寧(23=Rakuten)は、前週、左手首痛で途中棄権した影響を見せず、明るい表情で最終調整した。

CATレディース開幕前日の18日、会場の神奈川・大箱根CCで行われたプロアマ戦に参加。「メンバーが楽しくて、ずっと楽しく回れました」と振り返った。悪天候のため9ホールに短縮されたが、プロアマ戦後は、クラブハウス付近に多数置かれた、主催の日本キャタピラーの建機・重機とともに記念撮影もしていた。

今年は優勝者に、同社の小型ホイールローダが副賞として贈呈される。稲見は「お世話になっている人とかにプレゼントしたい」と話した。「重機をほしいという人がいるんですか」とたずねられると「多いです」と、意外な回答をした。

前週は68位から出た第2ラウンドの11ホール終了時点で、左手首痛のため無念の棄権となった。稲見の棄権は、3月のTポイント×ENEOS第1ラウンドで、14ホール終了後に体調不良を訴えて以来、今季2度目。調子を問われると「試合になってみないと分からない。なんとか、もうちょっと仕上げて頑張れたら」と、復調へと調整に余念がなかった。

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