プロ1年目の河本力(22=フリー)が通算16アンダー、272でツアー初優勝を飾った。

首位と1打差2位でスタートして、5バーディー、3ボギーの70をマーク。李尚熹(韓国)と首位で並んで迎えた最終18番でバーディーを奪取し、勝負を決めた。

18番グリーンサイドには日体大同期で石川遼の弟・航が待ち構え、涙の抱擁を交わした。

優勝インタビューで「プロなって最終日最終組は初めてで、こんなに苦しいとは知らなかった。素直にうれしいです。最後のパットは震えてました」。

29日が黄金世代の姉・結の24歳の誕生日。結も19年アクサレディースで優勝を経験。ともにツアー優勝した男女きょうだいは中嶋常幸・中島エリカ、クリスとニッキー・キャンベル、宮里聖志・優作・藍、香妻琴乃・陣一朗に続いて国内プロゴルフ史上5組目。「明日、姉の誕生日なんでいいプレゼントになったかな、と思います」と話した。将来について「いずれはアメリカでメジャー優勝したい。応援よろしくお願いします」と語った。