4位から出たディフェンディングチャンピオンの畑岡奈紗(23=アビームコンサルティング)は、6バーディー、2ボギーの67で回り、通算11アンダーで首位と3打差の4位をキープした。

スタートの1番パー4でボギーが先行したが、続く2番パー3でバウンスバックのバーディー。4番で2つ目のバーディーを奪うと、255ヤードと短い9番パー4ではワンオンに成功。イーグルパットをピン奥30センチに寄せ3つ目のバーディー。通算9アンダーとして前半を折り返した。

後半も出だしの10番パー4で第2打をピン左1・5メートルにつけ連続バーディー。10アンダーに伸ばし、2位に浮上した。さらに13番では4メートルのバーディーパットを決め11アンダーで首位に並んだ。14番でティーショットがグリーン右バンカーにつかまりボギー。それでも終盤の17番パー5で3メートルの下りのパットを決め6個目のバーディーで11アンダー。前日に続き首位と3打差をキープし、逆転での連覇を目指し最終日に臨む。

プレーを終えた畑岡は「今日は決して悪いスコアではなかったが、上があれだけ伸ばしている中で、もう少し伸ばせた部分もあったかな」と振り返った。この日はティーショットが安定せず、フェアウエーキープは14分の9。ラフからのセカンドでパーオン率も66・1%と苦しみながら、スコアを4つ伸ばした。「ティーショットがもう少し安定してこないとなかなかチャンスをつくっていけない。でも、まだ上をねらっていける順位」と優勝を見据えた。

最終日に向け「そんなに差がないなか、上位にたくさんいるので、明日は伸ばし合いになるので、そこに自分が加われるように頑張りたい」と意気込みを語った。