池田勇太(36=フリー)が8バーディー、ノーボギーの64で回り、亀代順哉(27=フリー)と並び首位タイでスタートした。

首痛などの影響から約2週間休養して迎えた復帰戦だった。「首だけでなくて、体のいろんなところに支障があって、すごくここまでくるのに苦労した。今の状況でも120%治りました、と言える感じではない」といいながら、池田らしい攻めのゴルフをみせた。

3番160ヤードのパー3。8番アイアンでピン横約6メートルにつけ、最初のバーディーを奪うなど、前半で3つのバーディーを奪った。後半はさらにスコアを伸ばした。12番パー5から3連続バーディー。最終18番では2打目をカップのすぐ横につけ、楽々バーディーを奪った。「全体的にショットもよく、プレーできたと思いますし、復帰戦でいろいろ考えながらやった上で、それでもショットがアジャストできていたのは大きい」と振り返った。

10年、17年と過去に2度大会を制しておりこのコースは相性がいい。「基本的に試合は休みたくないんですよね。自分の仕事場なので。自分の中では2週間休むというのが本当にいやで、もどかしい中で、復帰戦で初日、こういう結果で回れてうれしい。思い出のある輪厚、そしてANAオープンでこういうスタートを切れて気持ちよかった」。今大会3度目の優勝へ向かって走る。