シニア世代に突入した宮本勝昌(50=シーミュージック)が、通算11アンダーの133で単独首位に浮上した。2打差4位から出て、6バーディー、ノーボギーの66をマークした。

「予選ラウンドとしては上々ですね」。

8月28日に50歳となり、2週前のコマツオープンでシニアデビューした。一方、レギュラーで首位に立つのは6月ジャパン・プレーヤーズ選手権第3ラウンド以来、今季3度目。95年のプロ転向以来、大きな故障もなく、飛距離やショット力に大きな衰えはない。ただ、今大会のコースが総ヤーデージ7113ヤードのパー72と短めで、決してパワーゴルフ優位ではないことは追い風だ。

「レギュラーもシニアも試合であることは一緒。同じようにコンディションを作ってやるだけですが、シニアにはシニアの“味”があるんですよ」。二足わらじの日々を「50歳から55歳ぐらいまでしか経験できないし」と満喫し、優勝争いに絡んでいく。