昨年大会覇者でプロデビュー戦の中島啓太(22=日体大4年)は通算5アンダー、54位で最終日を迎える。インから出て、18番パー4でダブルボギーをたたくなど71。バーディー合戦について行けず、伸び悩んだ。

「ティーショットが本当にひどく、ラフからグリーンに乗せるだけで2パットが多かった。バーディーを取れるところでは、取れましたが」。

同学年の蝉川泰果が1組前で回り、仰天の「61」を出した。「スコアはわからなかったけど、ドライバーを多く握ってることはわかりました。攻めることは大事だなと思った」という。今月、フランスで開催された世界アマチュア・チーム選手権にナショナルチームのメンバーとして一緒に戦った。「日本でただ1人、ビッグスコアを出し続けたのが彼。ドライバーショットは自信に満ちあふれていて、それは(今の)自分にはできないことです」と、プレーぶりをたたえた。