女子ゴルフの国内メジャー、日本女子オープンで連覇に挑む勝みなみ(24=明治安田生命)が、開幕前日の28日、会場の千葉・紫CCすみれCで最終調整を行った。昨年大会は2位に6打差をつける圧勝だったが「違うコースに来ているので、挑戦者という気持ちの方が強い」と、力強く話した。さらに「女子オープンは特別。連覇をしてみたい。また、優勝の景色を見たい」と、意欲を隠さなかった。

前夜は、歴代女王が集まったチャンピオンズディナーに出席した。慣例でディフェンディングチャンピオンが務める、乾杯のあいさつを行ったが「緊張して頭が真っ白」と、樋口久子ら自分以外に13人も集まった歴代女王を前に、何を話したかあまり覚えていないという。ただ、それも終わってみれば「楽しくお食事することができた」と、良い思い出になった様子だ。

予選ラウンドは、8月に日本人37年ぶり2人目の全米女子アマチュア選手権優勝を果たした17歳の馬場咲希、西郷真央と同組となった。

「西郷真央ちゃんは前半戦で5勝して波に乗っている選手ですし、自分も去年、最終日に回って、すごい勉強になった部分もあった。今年に入って、さらに成長して5勝できているので、いろいろと吸収できたらいいなと思います。馬場選手は、プレースタイルを見たことがないので、すごい楽しみです。自分もアマチュアでナショナルチームに入って、海外とか、いろいろ試合に出ていたので、どういうゴルフをするのかとか、いろいろと話してみたい」

予選2日間、屈指の注目組で回ることを歓迎していた。