プロ7年目の小野祐夢(25=ニチコン)が3バーディー、1ボギーの70で通算2アンダーとし、スタート前の17位から3打差6位に浮上した。

「ドライバーが安定していました。前半(アウト)の3バーディーはチャンスをしっかり取れた結果。後半は全部パーオンしたんですが、パットが入ってくれなかったです」。18ホール中16ホールでパーオンと、ショットがさえた。

下部ツアーで昨季2勝して賞金ランク2位となり、今季ツアー前半戦出場権を獲得した。今週の国内メジャー・日本女子オープンは予選会に落ちて出場できず、今季初の下部ツアー参戦となった。

今季ツアー出場29戦で13度予選通過しながら、最高位は明治安田生命レディースの21位。「予選に通っても、20位以内じゃないと(シードを決める)ポイントがたまっていかない。だから休めないし、心も体も疲れちゃいます」。シード勢との壁を感じた。「思うに、ステップアップよりもフェアウエーキープが大事ですね。ラフならパーが精いっぱい。そういう“拾うゴルフ”では、予選通過だけになってしまう」-。

ブレークスルーのきっかけが欲しい。「今週はレギュラーツアーの練習ではないけれど…」。第2ラウンドでは池越えの名物ホール18番パー5でイーグルを決め、特別賞30万円をゲット。下部ツアー唯一の4日間大会で優勝をつかみ、ツアーでの飛躍につなげたい。